オリオン座

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オリオン座と冬の大三角(2010/10/10 朝霧高原観測)

 オリオン座は冬に見られる星座です。
 砂時計の形をしていて、3つの連なった星、通称オリオンベルトが特徴的です。
 ですが実際には、オリオンは狩人の星座であり、下の図のような形をしています(左手にあたる部分が写真から切れてしまってますが)。オリオンは、見る人たち(観測者である私たち)に対して正対しています。
 オリオン座には1等星が2つあります。ベテルギウスもリゲルという名前で、左上のベテルギウスは右肩を、右下のリゲルは左足をあらわす星となっています。ベテルギウスは赤く、リゲルは青白い色をしています。これは星の表面温度に由来するもので、赤い星は表面温度が低く、青い星は表面温度が高いようです。太陽も表面は黄色だと言われますが、高熱のプロミネンスは赤い色です。
 ふだん見られるオリオン座にはない明るい星々がオリオンベルトのそばにあると思います。これはオリオン大星雲というものです。非常に明るく、肉眼でもぼんやりとは見えるそうで、双眼鏡でも見つけられるようです。この写真では、オリオンベルトのそばで輝いています。

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オリオン座と冬の大三角

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