富士山観測2009
 9/13-14.2009
〜変わるもの、変わらないもの〜

文責 目黒

メンバー
メグロ、セキ、スズキ、エンドウ、ヤマグチ

今年も富士山観測に行ってきました。
富士山観測には個人的に思い入れがあります。
思い返してみれば去年の9月。ちょうど今頃です。(前置きが長くなるので読み飛ばしてもいいです)
自ら企画したあのスターパーティーでの合宿が失敗に終わり、そこから今のスタイルで観測を企画していくことに決めた。その第1弾が去年の富士山観測でした。
企画をメーリスで発表し、参加者を募っても返信はゼロ。そこからなんとか参加者を集めて同期の人と僕を含め4人で行った。当時は「星を見たいから行く」という気持ちではなく、「天体写真を撮りに行く」という感じだったかな?学祭で何をするか話し合う部会で、3年生はプラネをやるけど2年生は何かやるのかと聞かれた時に手をあげて
写真がやりたいです
と言った。そう言ったからには何としてでも自分で撮った写真を学祭で見せたかった。当時は今よりガツガツしてたかな??
そして、やっと今年の富士山観測の話。
今年は参加者を集めるのに苦労しなかった。参加者は僕を含め5人。そして天体写真はというと結論からいえば学祭で出せるレベルの写真はほぼゼロ。 でもこの写真については次につながるような貴重な失敗はしたと思うし、そのことを考えると十分な収穫をした。あと、今回は天体写真を撮影しに行くというよりは、星を見たいから観測に出かけるという気持ちでした。前回とは正反対な状況です。

前置きが長くなりましたが、ここから活動報告していきますc=( *^▽^)ゝ
出発の準備をしていると日食グラスを発見。そういえば全然使わなかったなぁと思い、なぜか太陽観察会が始まりました。それが思ってる以上にきれいに太陽が見えるんですよ。まだ部室に置いてあると思うので、気になる人はぜひ使ってみてください。
車内は終始賑やかな感じでした。僕も1年生のことはまだ分からないことだらけなので、いろいろ聞いてみたり、僕の思いつくままの適当話を聞いてもらったり。

富士山観測2009

しばらく車で走ると、見えてきました富士山。富士山は見ただけでテンションが上がりますね。ついつい
あっ、富士山だ!!
と言ってしまうよ。僕とセキはそれだけにとどまらず、車の信号待ちで富士山を激写。富士山は後でいくらでも写真に撮れるのに。はしゃぎすぎ??それはわかってます。

去年は須走口に行ったが、今年は富士宮口と須走口に行きました。まずは富士宮口。標高は2400Mで、余裕で雲の中。着いた時間は午後6時過ぎくらいかな。西側は燃えるような橙、開けている南側は幻想的な紫。その幻想的紫にかき消されそうな街明かり。その光景にみんなは言葉を失ってしまった。しばらく静かな時間が続きました…
ときれいにまとめたいとこですが、確かに静かな時間は続いたのです。しかし、理由はみんなもくもくと写真を撮っていたからでした<(; ^ ー^)

富士山観測2009

富士山観測2009

富士山観測2009


問題は自分たちがすでに雲の中にいるということです。星は雲の切れ間からわずかな時間だけ見えるといった程度で、下界の夜景も雲にさえぎられたりしていました。僕たちはお菓子を食べながら雲が流れるのを待っていました。ポテチの袋は限界までパンパンに膨れていました。あんなに袋が膨れているポテチは初めてみました。下界の雲が晴れた隙に夜景の撮影会が始まりました。外にずっと出ていると、温かいものが欲しくなったので街に降りてファミレスに行きました。
その前に忘れずに集合写真をパチリ。

ファミレスでは温かいスープをいただきました。お腹も心も満たされました。大満足です。みんなまったりしていました…
おっと、危ない危ない。僕らは星を見に来たんだ。本来の目的を忘れるとこでした。次は須走口に行きました。須走口に入るふじあざみライン。去年の思い出が昨日のことのようによみがえってきました。あの時はむらちゃんが運転してたな。確か面白いポイントが一か所あったはず。走っていると急に道が消えたように見えるあの坂。去年はびっくりしてそこで止まったんだよね。今年はそこで僕がブレーキを踏んでしまったよ。
駐車場に着くと、天頂付近には満天の星が広がっていました。。とりあえず、望遠鏡を出してみた。他には双眼鏡でプレアデス星団(すばる)、天の川を観測してみた。プレアデス星団を見た人は口々に「ブツブツだ」と言っていました。このブツブツという言葉はセキのつぼらしい。理由はめっちゃどうでもいいので本人から聞いてください。望遠鏡では月を観測してみました。クレーターがくっきりでした。ちょっと感動。しらびそのおじさんを思い出したな。天体写真は露出時間が長すぎて失敗。チャレンジしすぎたかな?
しばらくして月が上昇し、月明かりで周りから星が減った。月ってこんなに明るいんだと誰もが思った瞬間だった。その中で、月の明かりに必死に対抗するように輝くオリオン座はきれいというか美しいという表現が似合うほど。思えば、去年もこんな感じだった。外で寝袋に入って星を見ながら時には雲が流れるのを待ちながら寝ていたな。雲が流れるのを待って寝ていると、「メグロすごい!!!」と起こされ、目を開けた時の天頂の星は感動した。月の形もオリオン座の位置も前回とほぼ同じ。ほんとにあの時の記憶がよみがえってくる。
寒くなってきたので、富士山を降りて日の出までコンビニの駐車場で仮眠。

日の出の少し前に起きて、再び富士山を駆け上がる。薄明のふじあざみラインは爽快でした。
五合目の駐車場から見る景色はとてもきれいでした。こんな景色はなかなか見られません。当たり前ですが雲と朝日が創り出す景色は毎日変わります。去年とは全く違う富士山の表情に感動。そしてお決まりの写真撮影会が始まりました。
左下の写真は山に囲まれたとこに雲のプールができている様子。右下の写真は雲の上に出ている頂上は朝日に照らされていて、その雲の下にある部分は暗くなっている様子。説明が難しいな。

富士山観測2009

富士山観測2009

僕個人の話になりますが、2回目の富士山観測は去年と変わったもの、変わらないものが発見でき、とても面白かったです。今回参加した人は、来年もぜひ参加してみましょう。そして、この記事を見ていいなと思ったあなた!!!もし富士山観測が来年も企画されたならぜひ参加してみましょう。富士山観測は毎年恒例のイベントにしたいですね。
最後は去年と同じ場所で朝日の逆光集合写真です。来年も変わらず僕は同じ場所に立って集合写真を撮っているのだろうか?去年の僕はそんなこと想像もしてなかった。今の僕はというと…来年も同じ場所に立って集合写真を撮っていることは相変わらず想像できない。横にどんなメンバーがいるのかが楽しみです。

富士山観測2009

以上。
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